映画賞受賞作の作品:328件
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父は憶えている(字幕)
父は帰ってきた。記憶と言葉を失って――。
「あの娘と自転車に乗って」「馬を放つ」などで知られる中央アジアの名匠アクタン・アリム・クバトが、母国キルギスのインターネットニュースで見つけた実話に着想を得て、出稼ぎ先のロシアで記憶と言葉を失い故郷へ帰ってきた父とその家族を描いたヒューマンドラマ。
【キャスト】
ザールク:アクタン・アリム・クバト
【スタッフ】
監督:アクタン・アリム・クバト -
ミレニアム・マンボ レストア版(字幕)
釜山を舞台に裏社会でうごめく男たちを描き、動員470万人を超える大ヒット記録した犯罪ドラマの傑作。『悲情城市』『フラワーズ・オブ・シャンハイ』などの世界的巨匠ホウ・シャオシェン監督が、後に『百年恋歌』『黒衣の刺客』でもタッグを組むスー・チーを初めて主演に迎え、新世紀(ミレニアム)の台湾を生きる女性の愛の喪失と再生を描いた名編。撮影は『花様年華』『夏至』のリー・ピンビン。2001年カンヌ国際映画祭で高等技術院賞を受賞、台湾金馬奨では撮影賞、オリジナル作曲賞、音響賞を受賞した。
【キャスト】
スー・チー/ガオ・ジェ/トゥアン・ジュンハォ/竹内 淳/竹内 康/ホウ・シャオシェン
【スタッフ】
監督:ホウ・シャオシェン
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マスカルポーネ ロマンティックなシングルライフ(字幕)
シカゴゲイ&レズビアン映画祭 観客賞、オルティジャ映画祭 観客賞、アウト・シャイン映画祭 審査委員賞を受賞した、美しい男たちの恋と人生を描くイタリア発のロマコメ作品。イタリアの医療ドラマシリーズ「DOC(ドック) あすへのカルテ」への出演で大きな注目を集めたジャンマルコ・サウリーノの初出演映画!
【キャスト】
ジャンカルロ・コンマーレ/エドゥアルド・ヴァダルニーニ/ジャンマルコ・サウリーノ
【スタッフ】
監督:アレッサンドロ・グイダ/マッテオ・ピラーティ
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ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(吹替)
2020年、全人類に<笑顔と感動>を。最高にハッピーなコンビが帰ってきた!
2020年―時空のゆがみによって、人類は滅亡の危機に瀕していた。タイムリミットは77分25秒。ビルとテッドは、歴史上最強のバンドを組んで世界を救う<音楽>を奏でることができるのか?!
【キャスト】
テッド:キアヌ・リーブス
ビル:アレックス・ウィンター
ケリー:クリスティン・スカール
ティア:サマラ・ウィービング
ビリー:ブリジット・ランディ=ペイン
死神:ウィリアム・サドラー
ロボット:アンソニー・キャリガン
エリザベス:エリン・ハイズ
ジョアンナ:ジャイマ・メイズ
本人:キッド・カディ
偉大なるリーダー:ホランド・テイラー
【スタッフ】
監督:ディーン・パリソット
プロデューサー:スティーブン・ソダーバーグ
製作会社:オライオン・ピクチャーズ
脚本:クリス・マシスン,エド・ソロモン
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黒薔薇VS黒薔薇 (字幕)
『愛人 ラマン』のレオン・カーフェイ七変化⁉ これが噂の女難アクション・コメディ‼
犯罪事件に巻き込まれた女性脚本家と刑事を中心に展開する珍騒動を、パロディと歌を随所に盛り込んで描いたアクションコメディ。香港で九十二年七月に公開されるや香港映画史上初の百七十五日間のロングラン興行となった話題作!主演は『愛人 ラマン』のレオン・カーフェイ、テレビ・映画で活躍するマギー・シュウ。
【キャスト】
ロイケイ:レオン・カーフェイ
ウオン:マギー・シュウ
キュン:テレサ・モー
【スタッフ】
監督:ジェフ・ラウ -
スクール・オブ・ナーシング
「命」と向き合ったら「心」にふれた。出会いと別れが交錯する命の現場で紡がれる「わたしたち」の物語―。少子高齢化が進み、2014年に新成人となる若者の数が過去最低を記録。なかでも、医師不足、看護師不足は深刻化し、看護や介護を取り巻く環境は大きく変化している。そんな現代社会を背景に、自らの意志で看護の道を選んだ若者たちが、葛藤しながらも命と対峙していく姿を描く。
【キャスト】
桐島ココ/大和田健介/佐伯日菜子/木村知幸/愛華みれ/今本洋子/木元としひろ/真柴幸平/山田太一/小牧芽美/吹石一恵(友情出演)/榎木孝明
【スタッフ】
監督:足立内仁章
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実話怪談映画「アレ、何だったの?」Vol.1
ホスト数千人を撮影してきた歌舞伎町の女王様カメラマン綾瀬凛が、映画監督に挑戦。2021年youtubeホラー映画祭にて実話怪談を映像化した映画「アレ、何だったの?」がみごと観客賞を受賞。
【キャスト】
岬花音菜/内田神/石神リョウ/空璃/倉持健吾/うめだせいや/山内貴人
【スタッフ】
監督:綾瀬凛 -
沈黙の自叙伝(字幕)
農村に君臨する将軍と彼に仕える青年の奇妙な関係を通し、暴力と欺瞞に満ちたインドネシアの近現代史を寓話的に描いたドラマ。監督はこれが長編デビュー作となるマクバル・ムバラク。
【キャスト】
ケビン・アルディロワ/アースウェンディ・ベニング・サワラ
【スタッフ】
監督:マクバル・ムバラク -
サハラのカフェのマリカ(字幕)
人生は砂のように流れるーーアルジェリアで誕生した21世紀の"バグダッド・カフェ"それは魔法のような新しいロードムービー
【キャスト】
マリカ/チャウキ・アマリ/サミール・エルハキム
【スタッフ】
監督:ハッセン・フェルハーニ -
恋人まで1%(吹替)
「私たち、つき合ってるの?」――女子が知りたい【男のホンネ】!ザック・エフロンをはじめ、ハリウッド注目の俳優たちが豪華競演!NYを舞台に今どき男女のリアルな恋愛と女子が知りたい【男のホンネ】を描いたラブコメディ!
キラキラした本気の恋がしたい!ザック・エフロンをはじめ、ハリウッド注目の俳優たちが豪華競演!NYを舞台に繰り広げられる現代ロマンス!
アラサー男女のリアルでキュートなラブコメディ!北米BO初登場3位のスマッシュヒット!2014MTVムービー・アワード 最優秀シャツなし演技賞(ザック・エフロン)受賞
2014ゴールデントレイラー・アワード ベストロマンスTVスポットノミネート
2014ヤングハリウッド・アワード ベスト三人組賞ノミネート
【キャスト】
ジェイソン:森田 成一(ザック・エフロン)
エリー:石塚 さより(イモージェン・プーツ)
ダニエル:小田 敏充(マイルズ・テラー)
マイキー:河合 みのる(マイケル・B・ジョーダン)
チェルシー:丸山 有香(マッケンジー・デイヴィス)
【スタッフ】
監督:トム・ゴーミカン
プロデューサー:スコット・アヴァーサノ
製作会社:Treehouse Pictures
脚本:トム・ゴーミカン
音楽:デヴィッド・トーン -
コットンテール
東京からイギリスの湖水地方へ。妻の最後の願いを叶えるための旅。
亡き妻<母>に導かれたイギリスの地で、新たな一歩を踏み出そうとする家族の物語。
イギリスで最も風光明媚なリゾート地として知られるイングランド北西部に広がる湖水地方。その起伏に富んだ美しい自然の風景をカメラに収めた本作は、イギリスの新鋭監督パトリック・ディキンソンが日本の実力俳優陣とタッグを組んだ国際プロジェクト。東京からイギリスへと舞台を移しながら、家族の愛と再生を紡ぎ上げたロードムービー仕立てのヒューマン・ドラマだ。主演にはリリー・フランキー、共演に錦戸亮、木村多江、高梨臨が名を連ね、切なくも愛おしい旅の果てに、清らかな情感がさざ波のように観る者の胸に染み入る珠玉作となった。ワールドプレミアとなった第18回ローマ国際映画祭では絶賛を博し、最優秀初長編作品賞に輝く快挙を達成した。
【キャスト】
リリー・フランキー/錦戸亮/木村多江/高梨臨 /恒松祐里/工藤孝生 /イーファ・ハインズ and キアラン・ハインズ
【スタッフ】
監督・脚本:パトリック・ディキンソン
製作プロダクション:マグノリア・マエ・フィルムズ、オフィス・シロウズ
製作総指揮:ガブリエル・タナ
プロデューサー:押田興将、キャロリン・マークス・ブラックウッド、エレーヌ・テオドリー -
エンジェル・アット・マイ・テーブル レストア版(字幕)
あわてないでいい、天使が不意におまえのテーブルに来たとしても……。2024 年8 月に生誕100 年を迎えるニュージーランドを代表する作家ジャネット・フレイムの自伝三部作を原作に、その数奇な半生を描いた珠玉のヒューマン・ドラマ。
【キャスト】
ケリー・フォックス/アレクシア・キオーグ/カレン・ファーガソン/アイリス・チューン
【スタッフ】
監督:ジェーン・カンピオン -
南太平洋(字幕)
ジェームズ・A・ミッチェナーの小説「南太平洋物語」のミュージカル化でブロードウェイで驚異的なロングランを続けた作品の映画で、ミュージカルの演出も手がけたJ・ローガンによる作品。出演は『旅情』のロッサノ・ブラッツィ、『魅惑の巴里』のミッチー・ゲイナー、『お茶と同情』のジョン・カー等。
【キャスト】
ミッツィ・ゲイナー/ロッサノ・ブラッツィ
【スタッフ】
監督:ジョシュア・ローガン -
小さなレディ(字幕)
第75回カンヌ国際映画祭にてFIPRESCI賞(国際批評家連盟賞)を受賞し、その他各国の映画祭にて23もの賞に輝いた衝撃のドラマ。監督のエマニュエル・ニコは本作が初の長編となり、傷ついた少女の小さな魂が周りの人々との関わりによって少しずつ再生されていく奇跡の姿を丁寧かつ繊細に描き上げ話題となった。
【キャスト】
ゼルダ・サンソン/アレクシ・マナンティ/ファンタ・グィラシー/マリー・ドナルノー/ジャン=ルイ・クロック
【スタッフ】
監督:エマニュエル・ニコ -
SALAAR/サラール(字幕)
『バーフバリ』二部作のプラバース主演×『K.G.F』シリーズのプラシャーント・ニール監督
新たな伝説が今、幕を開ける!
1985年、盗賊を生業にする部族によって建てられた国カンサール。10歳の少年デーヴァは、王の息子である親友ヴァラダのためならどんな相手にも立ち向かい、必ず倒してきた。一方のヴァラダも、自らに与えられた領地と引き換えにデーヴァの母親の窮地を救い、デーヴァは母親とともにカンサールを去って身を隠すことに。デーヴァは別れ際、ヴァラダに「名前を呼べば、必ず駆けつける」と誓いを立てる。25年後、王ラージャ・マンナルがカンサールを留守にしたことから、国全体を揺るがす抗争が勃発。かつて領地を投げ出したことで権力の座から遠ざけられていたヴァラダは、ついに親友デーヴァを迎えにいき、王座をめぐる争いに身を投じる決意をする。しかしデーヴァのある秘密が、ふたりの友情を引き裂き、カンサールにさらなる激震を引き起こす…。
【キャスト】
デーヴァ:プラバース
ヴァラダ・ラージャ・マンナル:プリトヴィラージ・スクマーラン
アディヤ・クリシュナカント:シュルティ・ハーサン
ラージャ・マンナル:ジャガパティ・バーブ
【スタッフ】
監督・脚本:プラシャーント・ニール -
凪の憂鬱
いつか懐かしくなる、素晴らしき平凡な日常。
関西インディペンデントシーンで最注目の俳優・辻凪子と、監督・磯部鉄平が気が向いた時に制作される短編作品<凪の憂鬱>シリーズの長編映画化最新作『凪の憂鬱』。
2018年の「高校生編」、2020年の「大学生編」を経て、3作目にして劇場公開作となった本作は、契約社員となった主人公・凪の、いつか懐かしくなる素晴らしき平凡な日常を描く長編作品。 主演は、映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍するコメディエンヌ・辻凪子。凪を囲む仲間たちに『極悪女王』の根矢涼香、『裸足で鳴らしてみせろ』の佐々木詩音、『君は愛せ』の佐藤あみなど注目若手俳優たちが集結。
監督は、『夜のまにまに』『コーンフレーク』の磯部鉄平。
第37回高崎映画祭 新進監督グランプリ(磯部鉄平)、最優秀新進俳優賞(辻凪子)のW受賞を果たした。
【キャスト】
凪:辻凪子
ネヤちゃん:根矢涼香
詩音:佐々木詩音
あみ:佐藤あみ
サエ:川久保晴
初音:薬師寺初音
屋敷さん:屋敷紘子
怪談師カワモト:川本三吉
野村:野村洋希
怖いおじさん:海道力也
舎弟:浄弘卓磨
ハナちゃん:坪内花菜
上野くん:上野伸弥
上野くんの彼女:松本真依
日本一周している詩人:ひと:みちゃん
ギターの人:ハシモトタクマ
凪のおばちゃん:辰寿広美
凪のおじちゃん:仁科貴
【スタッフ】
監督:磯部鉄平
プロデューサー:谷口慈彦
製作会社:belly roll film/JAPAN Wing
脚本:磯部鉄平,谷口慈彦,永井和男
音楽:kafuka(江島和臣)
撮影・照明:小林健太
録音・整音:杉本崇志
助監督:高木啓太郎
ヘアメイク:夏海
共同プロデューサー:和田裕之 -
コーンフレーク
夢追う男と、働く女。どこにでも居るカップルの、どこにでもあった7年と、どこにもない答え。
『夜のまにまに』『凪の憂鬱』の磯部鉄平監督による渾身のラブストーリー。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020国内長編部門観客賞受賞作。大人になりきれない同棲7年目のカップルの日常と別れ、そして再出発。少しだけ未来をみた若い男女の、不安とみえない期待に揺れる姿を描く。
【キャスト】
裕也:GON
美保:高田怜子
朱里:日乃陽菜美
亜美:手島実優
直樹:木村知貴
結城:南羽真里
タケル:土屋翔
レコード屋店長:ひと:みちゃん
司:時光陸
高村さん:白井宏幸
彩花:松本真依
美保の上司:皷美佳
保険セールスの客:岩本守弘
医者:五山智博
保険セールスの客:石井克典
卓球BARの店員:谷口慈彦
ストリートミュージシャン:小林未奈
すのうさん:すのう
【スタッフ】
監督:磯部鉄平
プロデューサー:谷口慈彦
製作会社:belly roll film
脚本:磯部鉄平,永井和男
音楽:kafuka(江島和臣)
撮影・照明:佐藤絢美
録音・整音・DIT:杉本崇志
制作:石井克典
美術:南羽真里
編集・カラーグレーディング:小林健太 -
オールド・フォックス 11 歳の選択(字幕)
ただ、夢をかなえたかった——
台北金馬映画祭4冠!
侯孝賢(ホウ・シャオシェン)が次世代を託した蕭雅全(シャオ・ヤーチュエン)による、心を打つ感動の物語
主人公リャオジエを演じるのは、台湾きっての天才子役バイ・ルンイン。89年の生活になじむため、撮影の3ヶ月前から携帯電話の使用を自ら封印する徹底した役作りと確かな演技力で、観る者をスクリーンに引き込む。リャオジエの父親リャオタイライを、『1秒先の彼女』での好演が記憶に新しい実力派俳優リウ・グァンティンが演じる。また、地主のシャには、台北金馬映画祭で助演男優賞に輝いたアキオ・チェン。正反対の人生を送る大人二人が、少年を成長させていく。さらに、日本からは門脇麦がリャオタイライの幼馴染・ヤンジュンメイ役として出演。台湾・日本合作作品ならではの配役で物語に花を添える。
監督を務めるのは、侯孝賢監督の助監督を務め本作で台北金馬映画祭・監督賞を受賞したシャオ・ヤーチュエン。何よりも、思いやりの大切さを伝えたいと願い、自身の経験を踏まえた本作。ホウ・シャオシェンが製作総指揮を務め、台湾ニューシネマの系譜を受け継ぐ次世代の幕開けを垣間見ることができる作品が誕生した。
【キャスト】
リャオジエ:バイ・ルンイン
リャオタイライ:リウ・グァンティン
シャ:アキオ・チェン
リン:ユージェニー・リウ
ヤンジュンメイ:門脇麦
【スタッフ】
監督:シャオ・ヤーチュエン -
美しき仕事 レストア版(字幕)
孤高の映画作家クレール・ドゥニが、フランス映画界が誇る生きる伝説ドニ・ラヴァンを主演に迎え、目が眩むほどに青いアフリカの海岸を背景に、外人部隊とそれを率いる指揮官の訓練の日々を描く。現在ではインターネットミームになりつつある、ラヴァンのエネルギッシュな身体性が印象的なラストシーンも必見。
【キャスト】
ドニ・ラヴァン/ミシェル・シュポール/グレゴワール・コラン
【スタッフ】
監督:クレール・ドゥニ -
ピクニック at ハンギング・ロック レストア版(字幕)
夢か現か―、悪夢か吉夢か―、フィクションかノンフィクションか―?日本公開から約40年「美しき永遠の謎」がいま4Kで鮮やかによみがえる
【キャスト】
レイチェル・ロバーツ/アン=ルイーズ・ランバート/ドミニク・ガード/ヘレン・モース/ヴィヴィアン・グレイ/カースティ・チャイルド
【スタッフ】
監督:ピーター・ウィアー -
ミセス・クルナス VS.ジョージ・W・ブッシュ(字幕)
オカン、都に行く。
悪名高きグアンタナモに収監された
無実の息子を取り戻すため、
家族へのゆるぎない愛と、
持ち前の明るさだけを武器に闘った
ドイツの母の1786日、感動の実話!
2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロのひと月後。ドイツのブレーメンに暮らすトルコ移民のクルナス一家の長男ムラートが、旅先のパキスタンで“タリバン”の嫌疑をかけられ、キューバのグアンタナモ湾にある米軍基地の収容所に収監されてしまう。母ラビエは息子を救うため奔走するが、警察も行政も動いてくれない。藁にもすがる思いで、電話帳で見つけた人権派弁護士ベルンハルトの元を訪れたラビエは、アドバイスを受けアメリカ合衆国最高裁判所でブッシュ大統領を相手に訴訟を起こすことになる……
監督は『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』(18)のベテラン、アンドレアス・ドレーゼン。無実の罪で5年もの間グアンタナモに収監されたムラート・クルナス本人の著作の映画化を計画するも、あまりにも悲惨な内容に二の足を踏んでいた。そんな中で出会ったムラートの母ラビエの天真爛漫なキャラクターに魅せられ、作品の方向性が決定づけられ、シリアスなテーマにもかかわらずコメディタッチで軽妙な快作が誕生することになった。主演のラビエを見事に演じ切ったドイツの人気コメディアン メルテム・カプタンは、「エリン・ブロコビッチ風のずうずうしさを盛り込んだ好感の持てる主役」(DEADLINE)、「絶妙な間合いと温かさを役にもたらした真の秘密兵器メルテム・カプタン」(The Hollywood Reporter)などと評され、ドイツ映画デビュー作にして初主演となった本作で、第72回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(主演俳優賞)受賞の快挙を成し遂げた。さらにベルリン国際映画祭では銀熊賞(脚本賞)のW受賞も果たし、また、ドイツで最も権威のあるドイツ映画賞では作品賞<銀賞>、主演女優賞、助演男優賞の3部門で受賞した。
【キャスト】
ラビエ・クルナス:メルテム・カプタン
ベルンハルト・ドッケ:アレクサンダー・シェアー
マーク・ストッカー:チャーリー・ヒュブナー
マイケル・ラトナー:ハーヴィー・フリードマン
メフメト・クルナス:ナズミ・キリク
【スタッフ】
監督:アンドレアス・ドレーゼン
プロデューサー:クラウディア・シュテファン
製作会社:パンドラ・フィルムプロダクツィオン
脚本:ライラ・シュティーラー -
ある一生(字幕)
“世紀の小説”と称された、世界的ベストセラーを見事に映像化!激動の20世紀、アルプスに生きた名もなき男の愛と幸福に満ちた一生
世界40ヵ国以上で翻訳され160万部以上発行、ブッカー賞最終候補にもなった“世紀の小説”を映画化!ローベルト・ゼーターラーによる“世紀の小説”“小さな文学の奇跡”などと評された原作を、美しい情景と共に見事に映画化した本作は、激動の20世紀の中、80年にわたって暴力、戦争、貧困に耐えなければならなかったアンドレアス・エッガーの孤独な苦難の人生を描いている。しかし、そんな名もなき男の人生の中にも幸福な瞬間と大きな愛があり、エッガーは自分の人生を受け入れ、無骨に生き抜いていく。◆アルプスに囲まれた絶景と、80年間の激動の時代が圧巻 標高約2,500mの東チロル山脈(アルプス山脈東部)で撮影された美しい映像で、3人の俳優によって演じられる主人公が生き抜いた激動の80年間を描く、圧巻の一大叙事詩。
シンプルな人生の偉大さと威厳−Kunstundfilm
波乱万丈の人生を駆け抜けた後、涙が溢れそうになる−OutNow
私たちに魔法をかけるような、力強い叙事詩−Filmstarts
「幸せな一生とはなにか」を考える−artechock filmmagazin
【キャスト】
エッガー/青年期:シュテファン・ゴルスキー
エッガー/老年期:アウグスト・ツィルナー
エッガー/少年期:イヴァン・グスタフィク
マリー:ユリア・フランツ・リヒター
農場主:アンドレアス・ルスト
アーンル:マリアンネ・ゼーゲブレヒト
【スタッフ】
監督:ハンス・シュタインビッヒラー
製作会社:Epo-Film Produktionsgesellschaft
原作:ローベルト・ゼーターラー
脚本:ウルリッヒ・リマー -
ラン・ベイビー・ラン(吹替)
怒りの臨界点突破! 終わりなきデスバトルに挑む、ノンストップ・サバイバル・アクション!
生まれながらのハンデを背負い“音”のない世界に生きるヒロインの、息もつかせぬ熾烈なアクションが炸裂する痛快作!主人公ダイアナを演じたカトゥーサ・レイラが、ノーアイデンティティ国際アクション映画祭2023で最優秀アクション女優賞を受賞のほか、世界各地の映画祭でも絶賛されたニューヒロイン・アクションが誕生。
【キャスト】
ダイアナ:幸村郁(カトゥーサ・レイラ)
ジェラルド:畠山豪介(コーディー・カウエル)
シャルレーヌ:小野絵梨(ミュリエル・ハロイント)
リチャード:佐々木直樹(オスカル・フォロンダ)
サンドイッチマン:宇佐美舞朗(マシュー・ワイアット・オサリバン)
【スタッフ】
監督:トニ・アンドゥハー -
ぼくが生きてる、ふたつの世界
伝えられない想いがあふれだす。
呉美保(監督)×吉沢亮(主演)×港岳彦(脚本)×五十嵐大(原作)
耳のきこえない母ときこえる息子の物語を繊細に紡いでいく
2014年モントリオール世界映画祭ワールドコンペティション部門最優秀監督賞に輝き、第87回アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表作品に選出、そして2014年キネマ旬報ベスト・テン1位に輝く『そこのみにて光輝く』の監督・呉美保が、9年ぶりの長編作品のテーマに選んだのは、コーダ(Children of Deaf Adults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子供という意味)という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイストの五十嵐大さんによる自伝的エッセイ『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(『ぼくが生きてる、ふたつの世界』に改題)。脚本を担当したのは、『ゴールド・ボーイ』(24)、『正欲』(23)等を手掛ける港岳彦。そして、主演を務めるのは『キングダム』シリーズ、『東京リベンジャーズ』シリーズ等の話題作から、作家性の強い監督作等、幅広い作品に出演し、2025年には吉田修一原作、李相日監督『国宝』の公開が控える吉沢亮。本作では、耳のきこえない両親の元で育った息子・五十嵐大の心の軌跡を体現する。
さらに吉沢亮演じる五十嵐大のろう者の両親を演じるのは、母・明子役に忍足亜希子(おしだりあきこ)、父・陽介役に今井彰人。ろう者俳優として活躍する二人が溢れんばかりの息子への思いを見事に表現。そのほかユースケ・サンタマリア、烏丸せつこ、でんでんなど個性豊かな俳優陣が脇を固める。
【キャスト】
五十嵐大:吉沢亮
五十嵐明子:忍足亜希子
五十嵐陽介:今井彰人
河合幸彦:ユースケ・サンタマリア
鈴木広子:烏丸せつこ
鈴木康雄:でんでん
【スタッフ】
監督:呉美保
原作:五十嵐大「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(幻冬舎刊)
脚本:港岳彦 -
イル・ポスティーノ デジタル・リマスター版(字幕)
第 98 回アカデミー賞5部門ノミネート(作品賞、主演男優賞、監督賞、脚色賞、作曲賞)、作曲賞受賞
第 49 回英国アカデミー賞3部門受賞(外国語映画賞、監督賞、作曲賞)
第 20 回日本アカデミー賞最優秀外国作品賞
第 70 回キネマ旬報外国映画ベストテン第 1 位
南イタリアの小島を舞台に、名声に輝く偉大な詩人と、そんな煌びやかな世界とは全く縁のなかった内気な郵便配達人との間に芽生えた心温まる友情を描いた、心に沁みる感動作。1995 年度のアカデミー賞ἒ?で作品賞を含む 5 部門にノミネートされ、作曲家ルイス・エンリケス・バカロフの心の襞に沁みるような哀愁に満ちた旋律が、オリジナル作曲賞を受賞した。
30年の時を超え、二度と撮れない映像と珠玉の名曲が鮮明に蘇る!
撮影終了の12時間後に亡くなった主演マッシモ・トロイージの命をかけた奇跡の名作
1995年度のアカデミー賞(R)で作品賞を含む5部門にノミネートされ、作曲家ルイス・エンリケス・バカロフの心の襞に沁みるような哀愁に満ちた旋律が、オリジナル作曲賞を受賞した『イル・ポスティーノ』。名声に輝く偉大な詩人と、そんな煌びやかな世界とは全く縁のなかった貧しき郵便配達人との間に芽生えた心温まる友情を描き、日本でも1996年に上映されロングラン大ヒットを記録した。今も数多くの映画ファンが、生涯のベスト作品の1本としてその名を挙げる奇跡の名作!
公開当時、世界が驚きと共に知ることになったのは、主人公の郵便配達人を演じたマッシモ・トロイージが、心臓に病を得て本編撮影終了の12時間後に、完成作品を観ることなく、41歳という若さでこの世を去ったということ。早くからイタリアで最も尊敬される監督・俳優の一人だったトロイージは、20世紀最大の詩人と称えられるパブロ・ネルーダ(1904-1973)を敬愛していた。
チリの国民的詩人であり政治家でもあったネルーダをモデルにした、アントニオ・スカルメタの小説「バーニング・ペイシェンス」に感銘を受けたトロイージが、自ら企画を立ち上げ脚色チームにも参加。ネルーダが数年間イタリア南部の沖合いの島で過ごしたという事実を基に、舞台を原作のチリからイタリアに移して映画化を実現。子供の頃からの闘病で自身の短命を予期していたトロイージが、最後の力を振り絞って挑んだ作品となった。
【キャスト】
マリオ:マッシモ・トロイージ
パブロ・ネルーダ:フィリップ・ノワレ
ベアトリーチェ:マリア・グラツィア・クチノッタ
【スタッフ】
監督:マイケル・ラドフォード
プロデューサー:マリオ・チェッキ・ゴーリ
製作会社:ブルー・ダーラ・プロダクション
原作:アントオニオ・スカルメタ
脚本:フリオ・スカルペッリ
音楽:ルイス・エンリケス・バカロフ
撮影:フランコ・ディ・ジャコモ -
クラユカバ
「クラガリに曳かれるな」
「はい、大辻探偵社」紫煙に霞むは淡き夢、街場に煙くは妖しき噂…。
今、世間を惑わす”集団失踪”の怪奇に、探偵・荘太郎が対峙する!
目撃者なし、意図も不明。その『クラユカバ』は、塚原重義が原作・脚本・監督を手掛ける初めての長編アニメーション映画である。
長年にわたり個人映像作家として活動してきた監督は、
2012年に制作した『端ノ向フ』を第66回カンヌ国際映画祭のSHORT FILM CORNER部門に出品するなど、
精力的に活動を展開してきた。
そして2023年、構想から10年を経て完成した『クラユカバ』はファンタジア国際映画祭に出品され、
長編アニメーション部門の「観客賞・金賞」を受賞し、
国際的な映画祭で高い評価を集め、
堂々たる日本での凱旋劇場公開が決定した。
主人公・荘太郎役は今「最もチケットの取れない講談師」と言われる六代目神田伯山が務める。
【キャスト】
荘太郎:六代目 神田伯山
タンネ:黒沢ともよ
サキ:芹澤優
稲荷坂:坂本頼光
班長:佐藤せつじ
トメオミ:西山野園美
福面党(早虎):川原慶久
御多福:野沢由香里
クダギツネ:-
松:狩野翔
福面党(猪熊):鷲見昂大
でくの座(白キチ、赤フク):角倉英里子
【スタッフ】
監督:塚原重義
プロデューサー:吉田新之助,臼井久人,亢 越,沢村 敏
製作会社:チームOneOne
原作:塚原重義
脚本:塚原重義
音楽:チャラン・ポ・ランタン「内緒の唄」 -
密輸 1970(字幕)
海女×密輸王×チンピラ×税関
一攫千金を手にするのは誰だ?
平凡な海女が密輸?!巨額の金塊を巡る、騙し騙されの大乱戦!
【キャスト】
チュンジャ:キム・ヘス
ジンスク:ヨム・ジョンア
クォン軍曹:チョ・インソン
ドリ:パク・ジョンミン
オップン:コ・ミンシ
【スタッフ】
監督:リュ・スンワン -
破墓/パミョ(字幕)
何かが出てきた
墓に隠された恐ろしい秘密を掘り返す!
韓国映画史に新たな軌跡を生んだ、これまで観たことのないサスペンス・スリラー『破墓/パミョ』が世界を圧巻!
【キャスト】
キム・サンドク:チェ・ミンシク
イ・ファリム:キム・ゴウン
コ・ヨングン:ユ・ヘジン
ユン・ボンギル:イ・ドヒョン
【スタッフ】
監督:チャン・ジェヒョン -
スパイダー/増殖(字幕)
―怖くて気持ち悪い。とても良く出来ている―
スティーヴン・キング
―登場人物たちを興奮と緊張に引き込み、モンスター・ムービーを蘇らせた―
サム・ライミ
実際のクモ200匹を使いVFXと融合。
リアル・スパイダーの恐怖が襲い掛かる!移民が集うアパートを舞台に毒蜘蛛と人間の死闘を描く。
フランス郊外。アパートで毒グモが増殖し、次々と住民に襲い掛かる姿を描いた絶叫必須&スリリングなパニックホラーが誕生した。
監督は、1989年生まれの新鋭、セヴァスチャン・ヴァニセック。低予算ながらも刺激的でエッジの効いた演出が光る。衝撃のデビューを果たした本作は、過去20年間のフレンチ・ホラー映画で初登場第1位&約27万人を動員する大ヒットとなり、第49回セザール賞 新人監督賞と視覚効果賞にノミネート、第35回シッチェス・ファンタスティック映画祭 審査員賞を受賞、横浜フランス映画祭2024の上映作品にも選出された。ホラーの帝王スティーヴン・キングも大絶賛。さらに、サム・ライミ監督がプロデュースする『死霊のはらわた』シリーズのスピンオフ作品の脚本・監督のオファーを受け、製作が決定するなど、ヴァニセック監督の勢いは止まらない。
【キャスト】
カレブ:テオ・クリスティーヌ
リラ:ソフィア・ルサーフル
マティス:ジェローム・ニール
マノン:リサ・ニャルコ
ジョルディ:フィネガン・オールドフィールド
【スタッフ】
監督:セヴァスチャン・ヴァニセック
プロデューサー:ハリー・トルジュマン
製作会社:My Box Films
脚本:セヴァスチャン・ヴァニセック
音楽:セザール・マムーディ -
沈黙の歌(吹替)
第二次世界大戦末期──
イタリア北部の山村で起きたナチス親衛隊による「マルツァボットの虐殺」を8歳の少女の目を通して描く真実の物語
第二次世界大戦末期の1943年。休戦協定に調印したイタリアは連合軍と、ナチス・ドイツ及びファシスト党とによって南北に分断された。
ドイツ軍の統治下に置かれたイタリア社会共和国にある山村マルツァボットでは、地元パルチザンによる抵抗が激化し、その掃討戦として1944年9月、未曾有の民間人大虐殺が始まる。
・2009年 ローマ国際映画祭:審査員特別賞・観客賞
・2010年 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞:最優秀映画賞・最優秀プロデューサー賞・最優秀サウンドエンジニア賞
・2010年 イタリア ゴールデン・グローブ賞:外国報道部門グランプリ
・2010年 フライアーノ国際賞:最優秀監督賞
各国映画祭25部門ノミネート 20部門受賞作品
【キャスト】
マルティーナ:幸野央枝(グレタ・ズッケーリ・モンタナーリ)
アルマンド:近衛頼忠(クラウディオ・カサディオ)
ベニャミーナ:林あゆり(アルバ・ロルヴァケル)
レーナ:桜井春香(マヤ・サンサ)
ヴィットリア:紅林伽奈(マリア・グラツィア・ナルディ)
【スタッフ】
監督:ジョルジョ・ディリッティ